日本で使われる電話番号の形式の一つ「0ABJ番号」
日本の通信業界において、0ABJ番号という言葉がしばしば耳にすることがありますが、一体何を指すのでしょうか?この記事では、0ABJ番号の概要とその特徴について解説します。

0ABJ番号とは何か?
0ABJ番号とは,日本国内における電話番号の形式の一つです。
一般的には0から始まり、合計10桁の数字で構成されています。最初の数字「0」は国内を表しています。次に続く9桁は、アルファベットでABCDEFGHJを使って表されます。アルファベットの「I」がないのは、数字の「1」と混同されないようにするためです。
具体的には、0の次に来る5桁(A〜E)が市外局番+市内局番の組み合わせを表し、続く4桁(F〜J)が加入者番号となります。このため、0に続くAB〜Jまでの9桁の部分を「0ABJ番号」と呼んでいます。
0ABJ番号の特徴
日本国内では、0ABJ番号以外のもいくつか形式が存在します。例えば、「0A0番号」はIP電話、携帯電話などに用いられるためイメージがしやすいと思います。そんな中、0ABJ番号は総務省が定義するクラスAの品質基準を満たす必要があります。クラスAとは「固定電話相当の品質」とされており、0A0番号はクラスC以上の品質基準とされています。つまり、0ABJ番号には国内トップクラスの通話品質が求められるということになります。

0ABJ番号を使うメリット
0ABJ番号を使用するメリットは大きく3つあります。
- 通話品質が高品質: 0ABJ番号はクラスAの通話品質であり、安定した高品質の通話が可能です。一方、0A0番号はクラスCでも取得可能であり、通話品質が保証されていません。そのため、0ABJ番号を利用することで、通話の安定性と品質を確保できます。
- 社会的信用が高い: 誰でもどこでも取得可能な番号では社会的信用を得るのが難しい場合があります。しかし、0ABJ番号は地域情報が示されているため、信頼性が高く、社会的信用を得やすいです。
- 乗り換えが容易: 諸条件はありますが、0ABJ番号は他のサービスに乗り換える際にも同じ番号を利用できるため、かんたんに乗り換えが可能です。一般的にナンバーポータビリティ(番号ポータビリティ)と呼ばれるものがそれに当たります。
0ABJ番号をスマートフォンで使う

「クラウドPBX電話 CIRCLE」のサービスを導入すれば、固定電話番号に用いられる0ABJ番号をスマートフォンやパソコンで使用することができます。つまり、どこにいても会社の電話に対応することができるようになるのです。
働き方改革に取り組む企業にとっては、場所を選ばずに働けるリモートワークの導入や電話コスト削減など、非常にメリットの多いシステムとなります。0ABJ番号のメリットを保ちながら、クラウドのメリットを享受できるとあって、すでに導入している企業も多く、これからも増え続けるといわれるサービスです。
数あるクラウドPBXプロバイダーとして
「クラウドPBX電話 CIRCLE」は、世界的に信頼性の高い通信プラットフォームを使用しているため、オープンソースでは成し得ないセキュリティの高さと冗長性を備えています。1997年の創業から社会を効率化するITサービスを提供し続けている当社のサービスは、包括的かつ、多機能で、これまでたくさんの企業様にご使用いただいています。クラウドPBXの導入やPBXからの乗り換えをご検討のお客様は、ぜひお問い合わせください。