Asteriskなどオープンソース PBX クラウドサービスを利用する際のリスク

Asteriskなどオープンソース PBX クラウドサービスを利用する際のリスク

アイネオ株式会社(以下、弊社)は電話回線システムのサポートを20年に渡り提供しており、Alcatel-Lucent, Avaya, NorTel, NEC, Mitel, ShoreTel他、多数のブランド製品を取り扱ってきました。近年、Asteriskを筆頭とするオープンソースPBXやクラウドサービスプロバイダー(CSP)の利用が広まり、マーケットシェアを奪われたPBX製造業者がハードウェア、ソフトウェア部門を閉鎖する動きが広がっています。オープンソースソフトウェアは無料で利用できるため、魅力的なサービスであることは間違いありません。

弊社では、システムインテグレータからクラウドサービスプロバイダへとビジネスを展開する際、LINUXシステム開発に強い弊社チームによるLINUXシステムの導入を検討していました。Asterisk、FreePBX、3CXなどのクラウドプラットフォームを選択することが可能でしたが、導入前のデューデリジェンスにより、それらのプラットフォームでは数千に上るユーザーをサポートするのにさらに35から40名のディベロッパーが必要になると試算されました。そのため、弊社ではオープンソースソフトウェアではなく、Mitel社のTelepoプロットフォームを採用することにより、ユーザーサポートを充実させております。

クラウドサービスプロバイダ(CSP)としてオープンソースPBXを使用するリスク 

  1. オープンソースソフトウェアの開発、管理には多くの労力がかかり、エンジニア不足の状況下では、計画に沿った運用ができない可能性があります。
  2. ビジネスを行う上で発見されたソフトウェアのバグやセキュリティホールに対し、責任を持つ者がおりません。
  3. フリーウェアには多数のモバイルアプリ、クライアントソフトウェアの選択肢がある反面、ユーザーの使用する全てのデバイスに対し、ユーザーエクスペリエンスが統一されていない可能性があります。
  4. オープンソースソフトウェアにより構築された大規模なネットワークは、冗長性と拡張性のあるネットワーク構築ではありません。個別のシステムがそれぞれ同じ動作を行い、拡張性に優れないため、多くのハードウェアを必要とします。
  5. 正規のサービスプロバイダはフリーウェアの限界を認識しており、フリーウェアを使用しておりません。

Webサーバーの例を用いると、ほとんどのウェブサイトはフリーウェアのLINUXサーバーにより動いておりますが、その多くがcPanael やPleskなど、サポートが充実し、常にアップデートされるミドルウェアを用いて運用しております。「ただより高い物はない」ということわざにあるように、オープンソースソフトウェアは常に悪いとは言いませんが、いずれ相応の対価を払うことになり、ビジネスに耐えうる設計にはなっておりません。コミュニケーションプラットフォームはクライアント間、社員間の連絡をスムーズにする組織の動脈として重要な機能をもつため、弊社では全てのクライアントに対し、導入前にデューデリジェンスを行い、最も適切なプラットフォームを選択するよう推奨しております。

キャリアグレードのCSPを利用する利点 

  • 電話機、モバイルアプリ、ソフトフォンそれぞれにおいて一貫性のあるユーザーエクスペリエンスを提供できます。
  • 多くのプラットフォームが多重構造を採用しており、ネットワークが停止するリスクが低くなります。
  • キャリアグレードのCSPは情報セキュリティ項目であるISO 27001やユーロ圏のGDPRに準拠していることが多い。(GDPRについてはこちらをご覧ください。) 
  • サポートが充実しており、高品質なサポートを受けられます。

ビジネスに本気で取り組むのであれば、クライアントとのコミュニケーションにどのようなサービスを使用する注意が必要です。弊社は、日本で最も信頼されている通話、ビデオ通話、およびチャットに対応するクラウドサービスを提供しています。お問い合わせはこちらまで。 



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